1粒で2度おいしい
カレーを作ったら、翌日のカレーも楽しみ。スパイス感は弱まるけれど、その分、味はまろやかになりなり、ルーと具材の一体感が増す…。これは、一粒で二度おいしいの一例です。
この言い回し、本家は「1粒で2度おいしい」でグリコのアーモンドグリコのキャッチフレーズでした。
本来はアーモンドとキャラメルが同時に味わえるということだと思うのですが、今では少し意味が変化しているようです。
自分としては、一つのことが二つ以上の利益をもたらす事象について、そう呼んでいるかも知れません。
一つのメニューから2種以上のメニューに展開する、2回以上の食事に展開する。
まさに一粒で二度おいしいの実用例です。
おうちごはんの目指すべき道
実は毎日のごはん作りにおいては、この考えは鉄則中の鉄則です。
作ったコレを、いかに別のアレにして、次以降の食卓に回すか?
これを考え、突き詰めることがおうちごはんの目指す道です。素人だけど断言しちゃいます。
きょうの参考文献。昨日に引き続き 自炊。何にしようか
「1粒で2度おいしい」の考え方のポイントは以下の通り。
- 前述のカレーのように、そのままで味の変化を楽しむ
- お鍋料理の〆の雑炊のように、そのものに何かを投入する
- オムそばやそばメシのように、それを具材として活用する
- 肉じゃがを和風カレーにするように、そのものの味を変化させる
そして大前提となるのが、最初からそれらを計算して(見越して)献立を考えることです。
慣れないうちはちょっと難しいけれど、翼くん→岬くん→翼くんのワンツーパスみたいに、きれいに決まるとめちゃくちゃ気持ちいいです。しかもおいしい。
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活かしつつ別のものに
今回は4番目の「そのものの味を変化させる」選択。
これは元の料理より強い味付けをして、素材を活かしつつ、別の料理に仕上げるものです。
全くもって余談ですが、山形の芋煮会の〆がカレーうどんって最高に良くないですか?
初めてそれを知ったときは、その発想にすごく驚きました。そして実際にやってみると最高においしかったです。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
【とうもろこしごはん(ケチャップ味)】
1.昨日、残しておいたとうもろこしごはんをレンジで温めておく。
2.たまねぎをみじん切りに。ソーセージも細く切る。
3.フライパンを火にかけてバターを投入。たまねぎとソーセージも投入する。
4.たまねぎに火が通ったら、ケチャップとスイートチリソースを入れて炒め合わせる。少し水分を飛ばすことでべちゃっとならない。
5.とうもろこしごはんを投入。しっかりと混ぜ合わせる。お皿にもる。
6.フライパンを洗って、スクランブルエッグを作る。ボウルにたまごを溶いて、牛乳、粉チーズ、塩胡椒を加える。
7.フライパンにバターを溶かして、たまごを投入。さっと混ぜ合わせてスクランブルエッグに。
8.できあがったスクランブルエッグをお皿にもったとうもろこしごはんにかけて完成
スイートチリソースを加えると甘辛さとコクが加わって最高にうまいです。一人前大さじ1くらいが目安です。これをぜひ試してほしいです。
こどもたちは、一口食べて「辛いかも…」って言っていたけど、すごい勢いで完食して、おかわりもしました。
それが何とは言えないけれど、スイートチリソースが入った味の変化にちゃんと気がつくなんて天才だな…と親バカな感想を持ったことを報告しておきます。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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