五香粉(ウーシャンフン)で香りつけした甘めの台湾風叉焼を混ぜ込んだごはんです。
台湾には行ったことないけれど、なぜか懐かしい味です。
幼少のころの記憶と繋がる瞬間
大人になってから知ったことが、幼少のころの記憶と繋がる瞬間があります。
川島小鳥さんを知ったのはいつのことだったか。
たぶん「未来ちゃん」が話題になった2011年だったような気がします。
そして2012年の「明星」ですっかり魅了されてしまいました。
さらに北陸に移住した2016年に福井県あわら市の「金津創作の森」での写真展「川島小鳥展 境界線で遊ぶ」を観に行ったことで完全にハマりました。
当時買うことのできた写真集を全て手に入れ、それを眺める日々。
そこで、あることに気がついたのでした。
筋金入りの鉄道ファンだった
こどものころは、筋金入りの鉄オタでした。
お小遣いをせびっては、カメラを握り締めながら早朝から東京駅に入り浸り、各地から帰ってくるブルートレインを待ちわびていました。
ブルートレインの写真を撮りながら、各地の切符(使用済みだったり、記念きっぷだったり)も集めていました。
まだ硬券といわれる硬い紙の切符が流通していたころです。
硬い紙の切符は、何か特別なもののような気がしていて、改札口を出るときに駅員さんにお願いして使用済みの切符をもらい、それを大事にコレクションしていました。
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父は台湾に縁があった
父はすでに家を出ていて、数ヶ月に一回会うかどうかの関係でした。
自分の誕生日や妹の誕生日にだけ、家族でそろってごはんを食べる機会がありました。
そのときに父は、自分が集めた使用済みの切符をたくさん持ってきてくれました。
その中にあったのが「高雄」の文字。
日本国内の駅名には精通していたはずの自分は、こんな駅あったっけ?と思い、父に訊いてみました。
すると高雄は台湾にあって、仕事で台湾に行くことある、と。
そのときは「ふーん」と思っただけでした。
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再び川島小鳥さんに出会う
その父も2014年に他界し、自分も2016年に北陸に移住。少し生活も落ち着き始めたころ、川島小鳥さん作品と再び出会いました。
そして写真集を眺める日々…あれ「明星」は台湾で撮影されている…台南と高雄は近いし。
もしかしたらこの風景を父も見ていたかも知れない…。
急に、そんなことを思ってしまいました。
ぼんやり写真集を眺めながら、父が生まれた九州(とその時代)がイメージされました。
台湾にはまだ行ったことがないけれど、いつか必ず「ああ、これが父がみていた風景なんだな」と思うことができたら最高にいいなと思うのです。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
詳しいレシピは、「暮しの手帖傑作レシピ2021夏保存版」 ご参照ください。
暮しの手帖別冊 『暮しの手帖の傑作レシピ 2021夏保存版』
ここでは、お店で買ってきたチャーシューを使ったものご紹介します。
これなら簡単に雰囲気を味わえます。
やってみよう!こどもたちと手分けできそうなところにバッジをつけました。
1.買ってきた叉焼の付属のタレに砂糖、五香粉(ウーシャンフン)と甜麺醤を加えて台湾風のタレ作る。やってもらおう!
2.1をチャーシューに絡める。
3.一口大に切って、炊き立ての炊飯器に投入し、少しむらす。
4.むらし終わったら、さっくりと混ぜ合わせて、器に盛る。5.お好みで胡麻、青ネギ、大葉などを薬味するとおいしいです。
ウーシャンフン【五香粉】
〔中国語〕ウイキョウ・シナモン・サンショウ・チョウジ・ハッカク③などを混ぜ合わせた、中国料理の代表的な混合香辛料。
大辞林
甘さと五香粉の香りが台湾って感じです。行ったことないけれど。
きょうの5歳と7歳
きょうのことを憶えておいてくれたらうれしいな。
そんなことを、きみらが来る前には全然思ったことはなかったです。
でも、まだ小さいきみらと関わっていると、そう思うことがたまにある。
でも、記憶なんて儚いものだから、絶対に憶えておいてほしいなんて思わない。
どんどん上書きされていってほしいし、きみらはまだ思い出に頼って生きていく歳ではないからね。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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