じゃがいもとたまねぎの入ったスペイン風オムレツです。
チーズやハムを入れてアレンジしてしてもおいしいです。
夜ごはんのメインにも。
時間の経過で変わるもの
できたてがいいものと、少し時間をおいてからがいいもの、そしてもっと時間が経ってからがいいものがあります。
できたてほやほやの、まだ少し角があって荒削りのなもの。反対に柔らかくて形もまだ定まらない脆くあやういもの。
それらは時間の経過とともに、その特性がより進行するものと、逆の特性に変化してしていくものがあります。
さらに、そのものが変化する場合と、それを受け取る側が変化している場合があります。もしくは、その両方です。
受け取る側の変化
特に注意をしないといけないのは、受け取る側が変化していくことです。
これは、とても重要なことで常に意識するようにしています。
例えば、それってなにかというと、本、特に小説や物語にそういった印象を受けます。
少し前に読んだ本を、また手にとったときの感じ。久しぶりに読み始めてからの感覚です。
例えば10代のときに読んだ本。
始めてお小遣いで買った長編小説が、当時、社会現象にまでなっていた村上春樹氏のノルウェイの森でした。
確か十五歳くらいだった気がします。
それを改めて手に取ってみる。
冒頭の書き出しはこうです。
僕は三十七歳で、そのときボーイング747のシートに座っていた。
ノルウェイの森
気がつくと主人公の年齢をだいぶ過ぎています。
十五歳のときには大人の世界の話だったのに、それが自分より若い人の物語に変化している。
冒頭から心地よい違和感を抱きます。すでに何回も読んだことのある本なのに、初めて読むような感覚です。
ノルウェイの森 映画も。水原希子さんとてもいいです。緑です。
本も熟成されていく
もちろん、本は出版された当時から原則的には変わっていないはずです。(ちなみに手元の本は第34刷でした)
自分が十五歳から変化したことは間違いないです。当時は飛行機に乗ったこともなかったし、劇中に出てくるあんなこともこんなことも未経験でした。
でも、そのうちのいくつかを経験した今となっては、読後の感情に変化があって当然です。
だから、本を読んだ感想が変化しているのは「自分が変わったから」と結論できるのですが、最近になって、実は本も(物語が)熟成されたのでは、と思うようになりました。
時代は変化するし、それによって読み手の価値観も変わり、その評価も変わるでしょう。
でも、その中でも残っているものは熟成されて、そこにあるということです。
時間の中に置かれれば、変わらないものはない。
収穫してから、少しおいたじゃがいもは甘みが増して新じゃがとは、また違った深い味わいです。
時間が経ってじゃがいもは熟成されたけれど、その時間を待つことがでた自分も熟成されているはずです。
ということは、全てが自分の変化の先にあるということなんだと気がつきました。
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#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けができそうなポイントにバッジをつけました。
【スペイン風オムレツ】
2、3人分 じゃがいも中くらいの3個、たまご4個、たまねぎ4分の1個、牛乳50cc、すりおろしたニンニク小さじ1、オリーブ油 大さじ2、塩胡椒少々
小さめのフライパン(18cmくらい)が作りやすいです。
1.じゃがいもはラップをして、電子レンジ600wで3分、ひっくり返して、もう3分加熱し、皮をむいておく。
2.たまねぎは微塵切りにする。
3.フライパンにオリーブ油とすりおろしたニンニクを入れて、火にかける。
4.ニンニクの香りが立ってきたら、じゃがいもとたまねぎを投入する。じゃがいもの周りがしっかりと油を纏わせる。
5.ボウルにたまごを割り入れて、牛乳と塩胡椒を加えてかき混ぜる。そこに4を投入して、さらにさっくりと混ぜる。やってもらおう!
6.そのままのフライパンに5を流し入れて、ざっくり大きくかき回しながら広げる。たまごに火が通ってきたらお皿を使ってひっくり返す。
7.裏面もしっかりと焼いて完成。
きょうの5歳と7歳
オーロラソースを作る手間が、自分たちを幸せにしてくれることに気がつくことができれば良い。
手間はかけないといけない。
そして、それは「望むべき世界」を想像しながらでないといけない。
なぜかというと、それはやりたいことだし、そうでないことはやる必要がないからです。
朝ごはんを毎日作っているもの、それがやりたことだから。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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