何も包まず皮だけのワンタンスープです。
ワンタンは皮を食べるもの。それを実感できます。
食べられる草
ちょっと季節外れだけれど、草もちの話です。
幼少のころ、両親と連れ立って散歩にでたときのことです。
道端に生えている草を見ては、「これはいい匂いがする」とか「これはくさい」とか「これは触るとかゆくなる」とか「これは手が切れるから触っちゃだめ」とか、いろいろなことを教えてくれました。
そして特に興味を持って聞いていたのが「これは食べられる」「これは食べられない」です。
つくしなど、実際に食べられるものを採取して帰ることもありました。
山奥の生活の話…というわけではなく、昭和の終わりの東京西部のお話です。
うまい雑草、ヤバイ野草 日本人が食べてきた薬草・山菜・猛毒草 魅惑的な植物の見分け方から調理法まで (サイエンス・アイ新書)
草もち、草だんご
たくさん教えてくれた中によもぎがありました。
やや青みがかった淡い緑の柔らかい葉っぱです。よもぎ色(蓬色)のよもぎです。
草もちや草だんごに使う草だよ。そう教えてくれました。
そのときに少し摘んで帰って、草もちを作ってくれました。
四角い切り餅をお湯で茹でて、すりおろしたよもぎと和えて、砂糖を混ぜたものです。(たぶん…そうだったと記憶しています)
これがすごくすごくおいしかった。
このときの記憶が鮮烈すぎて、今も草もちを食べるとこどもの頃の記憶が蘇ります。
青い匂いが口の中に広がる感じ。
これって、あんまりこどもが好んで食べる味じゃないのかな?今になってそう思ったりします。
もしかしたら、この青い感じを好んでいたときから植物が好きだったのかも知れません。
現在の仕事を選んだ遠い遠い理由なのだろうなと感じます。
見分ける力
この話には続きがあります。
別のある日、こどもたちだけで遊びにいったときに、よもぎをみつけてたくさん摘んで帰りました。
そして母親に草もちを作ってほしいとせがみました。
採ってきたたくさんの草を見ながら「これは、よもぎじゃないね…これも違う…これも…」
そんな感じでニコニコしながら草を選別していきます。
残ったのは、ほんのわずかで葉っぱで、大部分はよもぎに似た何かでした。
そのわずかなよもぎで草もちを作ってくれ、同時によもぎの見分け方も教えてくれました。
今夜はワンタンにしよう。そう思って夜ごはんの買い物に出ます。
スーパーの棚に並んでいる餃子の皮とワンタンの皮を見比べながら「きょうはワンタンだから…間違えないようにしなきゃ…」
そう思うとき、たまーに、このよもぎの話を思い出すのです。
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#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けのできるポイントにバッジをつけました。
2、3人分:ワンタン皮適宜、白菜ひとつかみ、えのきひとつかみ、豚ひき肉50g、水1L、中華スープの素適宜、醤油適宜
1.やかんでお湯を沸かしておく。白菜は棒状に切る。
2.鍋にサラダ油(分量外)を入れて火にかける。ひき肉、白菜の順番に鍋に入れて軽く火が通る程度に炒める。そこに沸かしたお湯を注ぐ。
3.中華スープの素と醤油を加え、スープを完成させる。
4.ワンタンの皮はキッチンバサミで細く切る。3の鍋にくっつかないようにバラバラと入れる。袋の指示通りの時間茹でる。
5.茹で上がったらお椀に盛り付けて完成。お好みでゆで卵やネギや胡椒を加える。
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きょうの5歳と7歳
きみらのため、ということではなくて、自分が好きなものや興味があることを積極的に伝えていきます。
きみらが興味がなくても仕方ない。
でも、その中に少しでも引っ掛かるものがあれば、それは成功です。
大きくなってから「ああ、あのときのあれがこれか」となれば嬉しいです。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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