真似をしたくなる
誰かが作ってくれたものを食べてみておいしかったら、それを再現してみたいと思うのは自分にとっては普通のことです。
一番最初にそれを思ったのは、小学生のときに食べたチャーハンでした。
今でいう町中華のお店で、カウンター越しに鍋を振る姿が見えます。注文すると手際良くチャーハンを作り始め、あっという間にできあがります。
油をおたまで入れる、たまごを素早く割り入れる、ごはんが入って、なんだかわからない調味料が数種類入る…もうできあがる。カウンター越しにできたてが手渡される。熱い、うまい。
このチャーハンを家で自分で作ってみたい。それが記憶にある「うまかったものを自分で再現したいと思う」最初でした。
カタチから入る
真似をしたくなると、まず形から入りたくなってしまいます。
チャーハンを作りたい。大きな中華鍋と大きなおたまがほしくなる。
母は周富徳印の中華鍋セット(大きなおたま付き)をプレゼントしてくれました。
厨華巧房 IH対応 鉄製炒め鍋26cm(中華お玉付) CK-08
それから、あの味を出すには何が必要なのかが気になってきます。
インターネットとかない時代だったので、解決策はまわりの大人にきくことでした。でも、そもそも周りの大人だってそれを知らないから、うちのチャーハンはお店のチャーハンと違うわけです。そこに解決策が見出されることは、ほぼありませんでした。
少し大人になってから、味覇の存在を知り、十数年越しの夢は完結しました。
道具だけで再現できる
チャーハンは道具があっても、お店の味はなかなか再現できません。
それは道具や調味料以外の要素が大きいからです。鍋を振る技術などは一朝一夕にはいかない。
でも、道具さえあれば、それなりにできてしまうものもけっこうあります。
それさえ手に入れれば、新しい世界が広がる…カタチから入る人の幻想でもありますが、あながち間違っているわけでもなく、むしろ事実ともいえます。
ホットサンドも、それです。
ホットサンドメーカーさえあれば、誰でもお手軽にできます。
これも持っている人がいて、それ欲しい!ってなってその場でポチりました。
CHUMS(チャムス) ホットサンドウィッチ クッカー CH62-1039 新潟県燕三条製
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
【カツオドリホットサンド】
1.二種類作る。4枚切り食パンをさらにスライスして、マーガリンを塗っておく。
2.Aツナ缶を開けて、マヨネーズと塩胡椒で味付けする。Bハムはパックから出しておく。
3.Aセットはツナマヨと溶けるチーズ、Bセットはハムと溶けるチーズ。
4.AとBとをそれぞれスライスした食パンに挟んで、マヨネーズをプラス。
5.ホットサンドメーカーで焼く。
6.弱火でも焦げやすいので注意。ホットサンドメーカーに油を引いておけばカリッとした仕上がりになります。
きょうの5歳と7歳
できあがったホットサンドをみて、この鳥なに?という会話から朝ごはんがスタートしました。
なんだと思う?クイズ大会の始まり。ペンギン?アホウドリ?それもと…? 食べることそっちのけで考えてる。
話題が料理そのものじゃなくっても全然いいのです。作ったものが、きみらの興味のきっかけを提供できれば、それでいい。
朝ごはんの役割はカラダへの栄養だけじゃないってことだよね。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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