タルカリはネパールの家庭料理です。
スパイスで味付けをしたおかず的な野菜というような意味だそうです。
富山を離れる
二年だけ住んだ富山を離れるときに、友人がふたりだけの送別会的なものを開いてくれました。
送別会と言うほど大袈裟なものではなくて、軽くお昼ごはんでも、という感じの集まりです。
仕事上で知り合った、その人を友人と呼んでいいのか今でも少し躊躇いがあります。
でも、他の呼び方が思いつかないので、便宜上、友人と呼びます。
素材と対話するアートとデザイン―富山県美術館開館記念展〈Part 2〉
緑のマーチ
その友人の車は、マニュアルトランスミッションの緑色のマーチで、それは当時としてもかなりマニアックなセレクトでした。
目的地に向かう車中で、なぜこの車に乗っているのか理由を聞いた気もするけれど、よく憶えていません。
ただ「マニュアルの緑のマーチ」であること。これがとても強く印象に残りました。
本人には、そのつもりはないと思われるのですが、この「ちょっとずらした」セレクトは、とても効果的に、その人となりを上手く表していました。
クムジュン
そんな友人と向かったのは、立山町にあるクムジュンというネパール料理のお店です。
立山町は立山連峰の麓に位置する町です。
エベレストのあるネパールとの共通点もあるのかな…そんなふうに感じながら目的地へ向かいます。
クムジュンのネパールカレーは、とてもおいしくて、このあとすぐに富山を離れるのに、またいつか来たいと強く思いました。(残念ながら現在は閉店しているそうです)
カレーを食べ終わって、外に出ると3月だけれど、まだ冬の荒涼とした景色が広がっていました。
カレーで温まった体も、すぐに冷えてしまいそうなくらいに。
早々に、またマニュアルミッションの緑のマーチに乗り込みます。
ダルバートとネパール料理 ネパールカレーのテクニックとレシピ
お別れの曲
帰りの車中で、友人は「お別れの曲」と言って、ハナレグミの家族の風景を流してくれました。
富山での生活は、結果としては散々なものになっていました。
そして逃げように富山を離れることを決めた自分には、この曲が響きました。
たった一日のできごとだったけれど、富山で過ごした二年弱の中でも、とても記憶に残る日。
しばらくの間、富山と聞いたらマニュアルトランスミッションの緑のマーチとネパールを思い出していました。
やっぱりカレーだった
そのあとすぐに富山を離れ、その友人とは疎遠になります。
でも8年後、自分は北陸に戻ることになって、再会することができました。
そのときにも最初に一緒に食べたのもカレーでした。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けのできそうなポイントにバッジをつけました。
【カリフラワーとじゃがいものタルカリ】
カリフラワー:1株、じゃがいも:2個、玉ねぎ:1/4個、にんにく:チューブ2cm、生姜:チューブ2cm、
クミンシード:小さじ1、ごま油:大さじ1、白胡麻:大さじ1、塩適量、レモン汁:大さじ1
1.玉ねぎをみじん切りにする。じゃがいもは皮をむいて食べやすい大きさに切る。カリフラワーは小房に分ける。
2じゃがいものを耐熱用に入れ、軽くラップをして電子レンジ600Wで5分程度加熱する。カリフラワーも同様に600Wで3分程度加熱する。
3.フライパンにごま油を熱し、玉ねぎ、にんにく、生姜、クミンシードを入れ、しんなりするまで中火で炒める。やってもらおう!
4.カリフラワーとじゃがいもを加えて、さっくり混ぜ合わせる。
やってもらおう!
5.レモン汁と胡麻をふり、塩で味を整える。
きょうの5歳と7歳
意図しないセレクトが、他者から見ると意図的に感じられることがあります。
でも、それでいいのです。
その想像を超えていきましょう。
意図せずできることは、意図したらもっとできます。
その想像を超えてやりましょう。
きょうも、そらのいろを思い出せる一日に
コメント