2023年の夏に鹿児島を訪れました。そのときに思ったことと、撮った写真をつらつらと貼っていきます。
久しぶり(三年ぶり?)の鹿児島は、とても良かったです。また行きたい。
再訪こそ旅の醍醐味
以前、フローリストとして立ち上げに携わった結婚式場から開業10周年の記念パーティーを開催するので、ぜひ来ていただけませんか?とお誘いをいただきました。
鹿児島には、2009年〜2014年の間に都合2回に分けて通算4年弱住んでおり、鹿児島で生まれた長男も、もうすぐ10歳か…と思い出し、あれから10年が経ったのだとしみじみ。
現在は、ふたりのこどもの世話に追われ、家を空けることがためらわれる時間を過ごしているので、こんなお誘いでもなければ鹿児島に行くことなんてできなかったはずです。
お誘いのLINEをいただいてから15秒ほどの逡巡があって、でもすぐに「行こう」と決断しました。(実際には家族の許可も必要でしたけれど)
ひとに会いに行く旅
旅には、いろいろな目的があります。
知らないところ、行ったことないところに行ってみたい。これはとても大きな動機になります。
一方で、知っているところ、行ったことのあるところを再訪するのも旅。
そして、再訪には再会もセットです。
季節が二巡すれば地元
30歳を過ぎてから、東京での仕事に限界を感じて、半ば逃げ出すように東京を離れました。いわゆる都落ち。
東京の出身だけれど、生まれたのは西部の郊外で、それは大方の地方都市とそれほど変わらない環境でした。
住めば都というけれど、これは本当でどこにいたって良いことと悪いことがあります。
初めて東京を離れてみて、それを実感したし、二年も住めば(すなわち季節が二回りすれば)もう、そこは地元と言ってもいいのでは?と考えるようになりました。
その点において、鹿児島は通算で四年弱を過ごしたので、もう地元といっても良いです。
住んでいると行かない場所
「旅するように住み、住んでいるように旅をする」
誰が初めて口にした言葉なのかは知らないけれど、地方を転々とする暮らしの中での基本方針のようなものになっています。
その土地に居を構えれば、観光客が訪れるであろう場所に出向き、旅の道中であれば、地元の人しかいない場所行ってみたい。
今回は鹿児島の随一の有名なホテルである城山観光ホテルに泊まることにしました。住んでいるときには、もちろん泊まったことはありません。
住んでいないと行かない場所
住んでいないと行かない場所は、極端な例えでいえば、郊外のショッピングモールのスタバなどです。
そこでコーヒーを飲みながら持ってきた文庫本を読んで、ここに住んだら休みの日はこんな感じかなと夢想してみる。
今回の鹿児島行では、竹中池そうめん流しが、それに当たるかも。地元の人に紛れて、甘い濃いつゆのそうめんをすすりました。
次はいつ来れるのだろうと思うこと
北陸からの鹿児島はいくつかルートがあって、今回は小松空港→羽田空港→鹿児島空港を選択。
他には、小松空港→福岡空港→博多駅→九州新幹線で鹿児島中央駅や、サンダーバード→はるかで関空→peachで鹿児島空港なんてルートもあります。
行って帰ってくれば、その距離にも関わらず「すぐそこだよね、意外と近いじゃん」とも感じますが、でも、同時に次はいつ来れるのだろうとも考えてしまいます。どこでなにをしていても100%の満足なんてないし、必ず埋めきれないパーツや、積み残しが起こります。
でも、それが旅。
心残りは次のへの動機づけになる。
そう思いながら、またいつもの生活に絡め取られていくのです。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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