毎年、行ったことのない動物園・水族館に5箇所以上行くことを目標にしています。
でも、ここ数年はなかなか自由に動くことができずに、その目標は達成されていませんでした。
今年も3月が終わろうとしているこの時期に、まだ1箇所も行けていないことに焦りもあり、住んでいる地域から一番近い未踏の水族館はどこだろう?と探った結果が、上越市立水族園うみがたりでした。
いつものようにSIGMAfplとGR3、GR3xを持ってこどもたちと出かけました。
新幹線も延伸したし
北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸したことで、最寄駅から新幹線に乗ることができるようになりました。
これで東京が近くになったと思いきや、住まいからは空港が近くにあり、東京行きは飛行機一択(しかも飛行機のほうが安いことも多いです)
でも、その途中にある地域であれば、当然新幹線延伸の効果は大きいです。例えば、新潟県や長野県へのハードルは少し下がることになります。
今回目指した上越市立水族博物館うみがたりは新潟県上越市の直江津にあり「これだ!」と。
新幹線に乗ったことのない次男を、初めて新幹線に乗せることができる!同時にそうも考えました。
金沢乗り換え
金沢から先が延伸開業したとはいえ、最寄駅から上越市立水族博物館うみがたりの新幹線最寄り駅の上越妙高まで直通する列車はとても限られています。
仕方がないので、往路は金沢で乗り換えることに。
金沢駅の新幹線ホームには、たくさんの外国人観光客であふれており、あまり外国人を見たことのないこどもたちは、少しびっくりしていました。
上越妙高駅から直江津駅へ
上越妙高から直江津までは、越後ときめき鉄道の妙高はねうまラインで向かいます。
ちょうど良い時間に特急しらゆき3号があり、特急料金を払って乗車。
車内でくつろぐまもなく、特急しらゆき3号は直江津駅に到着。
北陸新幹線が開業するまでは、東京から北陸を目指せば必ず通ることになっていた駅が、今は乗り換えをしていくところになってしまいました。
直江津の街を歩く
ここからは徒歩。こどもたちの足でも水族館までは20分もあれば着きそうです。
幸い晴れていて風もなく、散歩がてらに知らない街を歩くのも良いものです。
iPhoneをこどもたちに預けて、Googleマップのナビに従って道を進みます。
どこかの知らない街を歩くときに、無意識に知ってるどこかの街と比べてしまう。
これは仕方がないことだけれど、できればフラットに「どこそこに似てる街」と思わないで歩きたいです。
少し道を進めると、急に海の匂いがしてきて、それはすなわち水族館が近いことを示唆するのでした。
うみがたりへ
水族館は海辺にあるもの。これは色々な理由からそういうことになっているのでしょう。
最近は人工海水の発達で内陸部でも水族館が見られますが、海のある街ではおのずと海辺に立地することになります。
ここも日本海のすぐそばに建っています。
学生時代に近くに住んでいたという人に上越市立水族博物館うみがたりへは行ったことがある?と尋ねたことがあります。
その方は、「うみがたり…?」という感じだったので、調べてみると2018年にリニューアルした際に、現在の名称になったとのこと。
人間より魚が多い時間にいくこと
水族館へ行くときの基本的な方針として「人間より魚が多い時間にいく」があります。(動物園も同様です)
魚たちの世界にお邪魔する感覚を持つためには、この前提条件は必須に近いものです。
今回も平日ということもあり、ギリギリ許容される観客数のようでした。
バックヤードツアー
実は入場券を購入する際に、一緒にバックヤードツアーにも申し込みをしていました。
一名500円で各回10名限定のツアーです。平日万歳。
この手のツアーにとても惹かれます。舞台裏を見てみたい願望は割と人間の本質に近いものがあるのではないでしょうか。
知らなくてもいいけれど、知っているとさらに楽しい。これは世の中の事柄にほとんどに当てはまる気がします。
知らないほうがいいこともたくさんありますけれども。
バックヤードの構造物は木材が用いられていることが多いです。
それはなぜか?海水を扱うため腐食を防ぐため、だそうです。
こんなことを知るのもバックヤードツアーの楽しみです。
帰り道を帰り道にしない
来た道と違う道で帰ると、帰り道だけれど帰り道ではなくなります。
できるだけ往路と同じ道は通らないで帰りたです。
そんなちょっとした心がけが、日帰りの短い旅でも最大限に楽しむことができます。
直江津駅までも違う道を歩きましょう。
行きは特急だったので、帰りは新幹線乗車駅の上越妙高まで普通列車です。
ロングシートは初めてで、なんか変な感じがすると言っていました。
新幹線のホームに上がっても午前中とは違う日差しに、別の場所に来たような気になります。
新幹線に乗ってしまえば、1時間ちょっとで日常生活の中に戻ることになります。
行きと逆方向に流れる景色を見ながら旅を振り返るのは、とても良い時間。
「本当はあそこにも行きたかったのに」
その心残りが次の旅への動機となります。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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