夜ごはんの残りの塩鮭と冷蔵庫に残りがちのレタスを使ったチャーハンです。
レモンを絞って食べると夏らしく爽やかでおいしいです。
それ魚だったの?
「魚を食べるのが上手だね」
食卓で一匹丸ごとの焼き魚を前にして、こどものころに親からよくそういわれました。
自分では、全くそのつもりはなかったけれど、なるほど、周りを見回すと、どうやらそうらしいことがわかりました。
自分の食べたお皿と、食べるのが上手じゃない隣のひとの食べたお皿を見比べると全然違う。
きれいな骨格標本と、それ魚だった?というくらい違う。
箸の使い方が特に上手いから、ということもないはずです。
それも同じくらいに親からよく指摘を受けていました。持ち方がおかしいと。
上手じゃない人の食べ方を詳しく観察をしたことがないので原因はわかりません。
でも、想像するのは、きっと魚があんまり好きじゃないんだろうな…ということです。
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知識と技術で補える
魚一匹を丸ごと食べるとき、極端にいえば、その人のセンスが出ます。
そしてセンスは(だいたいものもがそうですが)知識と技術によって確立されます。
逆にいえば、知識と技術を得ることでセンスを補うことができます。
そして知識や技術を得るために動き出すには好きじゃないと難しいのです。
頭の後ろ、背びれの前が一番おいしい
魚を食べるときに、そう教えてもらいました。
もちろん好みではあるけれど、一つの基準になります。知れば他と比較できます。
骨の外し方なども、知識であり技術です。
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できるだけ元の形を
できるだけ切り身ではなく、丸ごと一匹を食卓に上げたい。
一匹まるごとを食べることで、そのなかでの「おいしいところ」と「そうではないところ」に気がつきます。
そして、それを知ってるからこそ、切り身になっても「ここがうまいところ」だと分かる。
これは全体の中のどこなのか?そう思うクセを持つとよい。
花を見る前に木を見ないといけなしいし、木を見る前に森を見ないといけないし、森を見る前に世界を見ないといけない。
全体から細部へ、順を追って、既知から未知へ、ものごとを伝えるときの三原則です。
魚図鑑を活用
とはいえ、大型の魚はそうもいかないこともあります。
マグロや、シイラや、シャケや、それからブリですら一匹丸ごとは難しいです。
そういうときは切り身を指しながら図鑑を広げて、いま食べているのがここだよ、と説明をしています。
元の形を知ることは過程を知ること。
素朴が洗練を上回ることがあります。
お殿様もいっています。秋刀魚は目黒にかぎる。と。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
きのうの晩ごはんの残りの塩鮭を使かいます。もちろん新たに焼いてもOKです。
やってもらおう!こどもたちと手分けのポイントにバッジをつけています。
1.冷蔵庫から取り出した鮭からまずは大きい骨をはずしておく。やってもらおう!
2.それから手でほぐしながら、骨取りピンセット等で細かい骨を取っていく。やってもらおう!
3.レタスを食べやすいサイズにちぎる。大きいほうがレタスのシャッキリ感を味わえます。お好みで。
4.中華鍋(フライパンでも)に油を熱して、たまごを割り入れて大きくかき回す。
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5.次にレンチンしておいた冷やごはんを投入して、塩胡椒と酒を振り入れる。お酒を入れることで、ふっくらしっとりした仕上がりになります。
6.ほぐしておいた鮭を投入してしっかりとまぜてから、醤油を加えて、しっかりと煽る。
7.ちぎったレタスを投入して、さっくり混ぜ込んだらすぐに火を止める。余熱でしんなりするので、あまり火を入れすぎないほうがレタス感があってうまいです。
レモン絞っても爽やかでおいしいです。季節的にぴったり。
きょうの5歳と7歳
きみらはよく「骨ある?」と聞いてくる。
答えは「魚なんだから、骨があるのは当たり前」
もし、骨がないとしたら、それは誰かの仕事のおかげです。
そう思いましょう。
魚を食べることから学べることは多い。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日を
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