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夏になるとクローズアップされる存在
夏になると、薬味の存在がクローズアップされます。
そうめんのようなシンプルな食材に、アクセントを加えるための薬味。
そうめんを食べたいと思うときに、どちらかというと「ミョウガや大葉を入れたそうめんが食べたい」と、そこまでセットで考えてしまいます。
辞書によると
やくみ【薬味】
①風味を増し、食欲を刺激するために添える野菜や香辛料。ねぎ・わさび・しょうが・唐辛子など。
大辞林
と書いてあります。
ご自由にどうぞ
薬味はお好みで入れて食べてくださいというスタンスががほとんどです。
入れても入れなくてもご自由にどうぞ、そういう感じです。
基本的には、それを入れるともっと美味しくなる。そういうためのものです。
これは味変であり、つまり少し目先を変えて、さらに食べたくなるためのものです。
そして、さらにもうひとつ。
こどものごはんとおとなのごはんを作り分けるときにも大いに有用です。
基本的な作りは一緒だけど、それぞれ自分好みにカスタマイズできます。
日清 カップヌードル レッドシーフードヌードル 1箱:4食入り 味変用にマヨネーズ10g 1袋付き
合法的味変アイテム
こどものころは、出されたものはそのまま食べなさい、と習いました。
もちろん礼儀としては、そうなのですが、いまいち納得できないこども時代でした。
でも、元の味を知った上で、自分好みに味を変化させるのは悪いことではないのです。
それはアイデアであり、それを選択するかは自分で決めればいいのです。
お行儀が悪くなく、合法的に味変をするために薬味があるのです。
薬味とはアイデアある
こうやって食べてほしいという作り手の意図は、お皿を食卓においた瞬間に霧散し、食べる側のこうやって食べたいに委ねられていくのです。
そうすると、もっと醤油をかけたい攻撃や、マヨネーズを足したい攻撃を受けることがあります。
作り手が本来は意図していないことが起こる。だから面白いのです。
薬味を用意しておくことは、それらを防御するための作り手のアイデアの提案であり、挑戦でもあります。
戦うために薬味=アイデアを用意しています。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けできるポイントにバッチをつました。
【薬味で味変 甘辛きのこ混ぜごはん】
1.きのこ類は適当な大きさにバラしておく。やってもらおう!
2.フライパンにごま油を引いて、きのこ類を炒めます。やってもらおう!
3.さらに細く切った油揚げを入れます。ハムやベーコンを入れてもうまいです。
4.油が回って、しんなりしてきたら、砂糖、みりん、しょうゆを投入します。分量は適当ですが、砂糖としょうゆで1:2くらいでいいと思います。ごはんに混ぜるので、しっかり目の味付けで大丈夫です。
5.汁気がなくなるまで炒めたら、そのまま冷まします。このときに味がしっかりと馴染みます。
6.暖かいごはんに、5を混ぜ込んで完成。やってもらおう!
7.薬味には、大葉、ごま、七味唐辛子、刻みのりなんかを用意する。
キッコーマン うちのごはん 混ぜごはんの素 鶏そぼろ 甘辛しょうゆ味 116g
きょうの5歳と7歳
甘辛の味付けは、きみらにもウケがいい。
大葉をかけてもおいしいよ、と伝えると「この前、スーパーで買った葉っぱ?」ときいてくる。
そう、それ。食べてみる?
きみらは、無言だった。沈黙は雄弁である…。
きみらは、自分にとってピリ辛な存在でもある。
きょうも、そらもいろを思い出せる1日に
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