手伝おうか?はリスクが高い
「手伝う」という言葉を嫌う人がいます。
たぶん、それは他人事みたいに聞こえるからだろうなと想像します。
手伝うんじゃなくって、これはあなたの仕事でもあるでしょう?だからもっと率先してやってよ。
きっと、こんな感じでです。
明確に「これは本来は自分仕事じゃないけど、困ったときはお互いさまだし」と思えるときにしか「手伝おうか?」といってはいけないのです。
てつだう【《手伝う》】(動ワ五[ハ四])①人の仕事を助ける。「家業を—う」②あることが影響を与えて勢いを増す。「群集心理も—って事が大きくなる」「仕合が—はねば是非もなし/浮世草子・世間胸算用4」[可能]てつだえる
大辞林より
自分の仕事を「手伝う」という言い方はしませんし、あくまで「他人の仕事」に関わるときのスタンスです。
っていうことは「手伝う」は、それを頼む側からしか言ってはいけない言葉なのかも知れません。
言葉を変える
「手伝う」に変わる言葉で、いいなと感じるのが「手分けしよう」です。
これは同志感があります。
「よし、ここは手分けなしないか?」「OK!じゃあ、あとで落ち合おう」
めちゃくちゃ仲間感のある会話です。
ポジションが変わってる
ちょっと大人になると、経験も知識も身につくので「自分でやった方が早いし、クオリティも高いものができあがる」。けっこうな確率でこう思うものです。
これは事実だけれど、これを突き詰めちゃうと世界が拡がらない。
いつも「いかに仕事の手離れをよくするか?」を考えています。どんどん手放して、もっと違うことをやりたい、そう思えば、できるようになってもらったほうが好都合です。世界が拡がる。
だから「やってもらうにはどうするか?」これが超重要ポイントです。
自分は歳を重ねて、伝えてもらう側から、伝えていく側にまわってきたのです。
できるようになるためのお手伝い
「できないことを手伝ってもらう」のは正義です。だから「手伝ってほしい」はどんどん言ったほうがいい。
そして「できることを手伝ってもうら」のも正義です。
これは逆説的にいえば「できるようになるために手伝う」です。
こどもたちに「お手伝いしたい人ー?」ってきくのは、できるようになって欲しいから。
そして「よし、手分けしてやろう」といえば、一緒にやってる感も出ます。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
1.じゃがいもの皮を剥く。ピーラーを使って手分けだ!
2.向いてもらったじゃがいもは1cm角の棒切りにして、ボウルで水にさらす。やってもらう!
3.その間に鍋に油を熱しておく。180度くらい。
4.5分程度さらしたら、しっかり水を切って、ペーパーで水分を拭いておく。
5.熱した鍋にじゃがいもを投入。5分くらい揚げる。
6ボウルに取って、塩胡椒を振りかける。シャカシャカふって味をなじませてもらう!
7.ポケットサンドは下記のリンクからどうぞ
こども用のピーラーや包丁を用意しています。だけれど、こども用とは伝えていません。油断はケガにつながるから。刃物に大人用もこども用もない。
きょうの5歳と7歳
自分で掘ったじゃがいもを自分でむいて食べることに満足感があるみたいです。
いつもより早いペースで朝ごはんは完了。
おかげで寝坊を取り戻しました。
手分けしてくれて、ありがとう。
きょうも、そらのいろを思い出せる一日に
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