残りものの天ぷらを天丼風にリメイクするごはんです。
甘辛いタレはみんな大好きです。
残りものの朝ごはん
こどものころ、前夜の残りものが朝ごはんになることは、よくあることでした。
そのなかで、記憶に残っているものは天ぷらを甘辛く煮たものです。
それを白いごはんの上に載せて食べるのが大好きでした。
むしろ、天ぷらそのものよりも、甘辛く味付けされた、こちらのほうが好きだったかも知れません。
天ぷらに何をかけますか?
これも大きな論争を巻き起こす話題です。
こどものころは醤油というのが我が家の定番でした。
次に天つゆです。大根おろしを入れるとさらにおいしい。これを知ったときは大人になった気がしました。
次に塩。シンプルなおいしさに、もうこの先一生塩だな…とまで思い詰めました。
でも、まだまだ出会います。
次がソースです。もし、これをこどものころに知ったら、大きな拒絶反応を示したかも知れません。
天ぷらにソース?頭おかしいんじゃないか?それくらい当時は天ぷら×ソースは想定外。
だから天ぷら×ソースの出会いは衝撃的でした。
天ぷら×ソースと初めて出会ったのは丸亀製麺で、けっこう大人になってからです。
そのときは、その場でネット検索しました。これ売ってるの?と。
でも買えませんでした。
今となっては、丸亀製麺に行く第一の目的は、天ぷらをソースで食べるためです。
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遍歴を振り返る
まず、はじめの醤油。
これは「基本」で、わかりやすい日本の味です。
親の影響はとても大きいです。まだ自分の選択ではありません。
次の天つゆ。これは「洗練」です。
初体験はお店でした。天ぷら専門店での天つゆはソフィスティケイトされている、華やかな大人の世界だ…そう感じました。
次の塩。これは「質素」です。これこそがシンプル極まりない素材を楽しむもの。
天つゆが華やかな世界だとすると、塩は侘び寂びを感じる静かな世界…そう感じました。
次のソース。これは「濃厚」です。一周回って…感があります。結局、濃いのが好きなんでしょ?と言われているような感じです。
年甲斐もなくちょっと恥ずかしい…そんな気持ちにすらなる出会いでした。
価値観の遍歴
この天ぷらに何をかけるか遍歴は、人生観やあるものごとの価値観の変化にも通じる気がします。
食べものの好みと異性の好みは関連性がある、というふうにも感じます。
基本→洗練→質素→濃厚…
次に来るのはなんだろう?そう思うと楽しくなってきます。
天丼のタレって、全部のおいしいとこどりだな…そんなことにいま気がつきました。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けができそうなポイントにバッジをつけました。
作りやすい分量二人分:天丼タレ=しょうゆ大さじ3、みりん大さじ2、砂糖大さじ1(3:2:1)、ごはん、残りの天ぷらお好みで。
1.天ぷらはトースターで温めておく。やってもらおう!
2.小鍋に、しょうゆ、みりん、砂糖を入れて火にかける。とろっとするまで煮詰める。ふつふつしだしたらあっという間です。煮詰めすぎに注意。
3.ごはんをよそって、タレを少しかける。その上に温めた天ぷらを載せてタレを回しかける。いったん天ぷらをタレに通してもよいです。
大葉や胡麻や海苔などお好みの薬味も併せてどうぞ。
きょうの5歳と7歳
主役じゃなくて、脇役に引かれることってあります。
つゆだくは、牛肉よりもごはんのためだし、そういう意味では脇役のほうが懐が深いことも多いです。
そして、それこそがが脇役の脇役たる所以です。
天丼の主役は、天ぷらとごはんのどちらか?
それも自分で決めればいいのです。好きなほうを選びましょう。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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