憧れのアイドルトリオ
子どものころ、朝ごはんにパンケーキが出てくることなんてありましたか?
わたしの家ではありませんでした。
パンケーキなんて、いやホットケーキなんて年に数回おやつに出てくるかどうかのとても貴重なものでした。そしてそれはパッケージの写真のふっくら分厚いものではなくて薄いものでした。
そしてパンケーキにとっての大事な相棒的な存在のメイプルシロップ。
これに至っては、ほぼ想像の中のものでした。かなり大人になるまで、あのトロリとした褐色の液体はちみつだと信じていました。家ではホットケーキに添えられるのは、はちみつだったからです。
さらに重要なはずなのに忘れられがちなのがバター。
バターに味の差があるなんて、これもかなり大人になるまで知りませんでした。ましてやホイップバターなんて言葉を知ったのは40過ぎてからですよ…。
なので、パンケーキ+メイプルシロップ+バター
カドデュケベック メープルシロップ グレードA ダークロバストテイスト 330g
これはいまでも永遠のアイドルトリオです。(ことばのチョイスが昭和的)
自信が確信に
アイドルとしての地位を確固たるものにしたのが朝マックのパンケーキセットです。
メニューにパンケーキセットをみつけたときは、朝ごはんにパンケーキを食べてもいいんだ…と衝撃を受けました。
当時は10時までに行かないと食べられない幻のアイテム。週に一回、出発時間を30分早めて出勤前にマクドナルに寄る習慣ができるほどでした。
朝ごはんにパンケーキ、しかもメイプルシロップとホイップバター付きを食べることに対する価値が急上昇したのでした。
「朝ごはんにパンケーキ=最高に幸せ」という価値観
これをきっかけに、朝ごはんにパンケーキが出てきたら、それは最高に幸せだという価値観が形成されました。
そしてここで、もう一つ気がついたのは、それらの事実に
「みんな薄々気がついているけれど、まだ確信には至っていない」のではないか?
ということです。
これはみんなに教えてあげないと、この幸せを広めないと、と思い立ったのです。
目が覚めたときにパンケーキの焼けるにおいがしてきたら最高じゃない?と。
だったら、あなたがやるべきは大切なひとのためにパンケーキを焼くことですよ、と
#きょうの朝ごはん
ざっくりな作り方
【ダメ押しのパンケーキ】 1.オリジナルのミックスを作ってもいいけれど、ここでは市販のミックスにひと工夫。 2.袋にも書いてありますが、まず牛乳とたまごをしっかり混ぜる。これ大事です。 3.プレーンヨーグルトを大さじ1くらい足す。仕上がりがしっとりします。 4.そして次にミックスを投入。混ぜ過ぎないのもポイント。 5.混ぜたらすぐ焼く。これもポイント。 6.温めたフライパンにおたま1杯弱を少し高い位置から投入。 7焼き加減は時間を計っても良いけれど目視がおすすめです。 8.焼いていくうちにプライパンの調子が上がっていきますので、 9.状態をみて「こうなったら返す」がつかめると再現性が向上します。 10.焼き上がったらお皿に積み上げていきます。こうすると最初に焼いたものも冷めずに、しっとりほんわかがキープされます。
楽しい1日を過ごして、眠りについた翌朝。
パンケーキの焼けるにおいで目が覚めたら、それってもうダメ押しでしょう?
3点リードの9回に満塁ホームランを打つくらいのダメ押し感がある。
さらに抑えの切り札にメイプルシロップやバターも配置しておけば盤石です。
パンケーキを焼く側にいよう
これはきみらにも、ぜひ覚えておいてほしい人生のテクニック。
パンケーキを焼く側にいることで、人生を思った通りに進めることができるはずです。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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