カニカマと、それと似た色のにんじんを紛れ込ませた蟹玉をのせて、関東風のケチャップ餡をかけたごはんです。
グリーンピースがあったら3個載せたくなる天津飯です。
心地よい違和感のある響き
こどものころに連れて行ってもらった中華屋さんで、メニューの天津飯を指さして、これなに?ときいたのが天津飯との出会いです。
そのときに、蟹玉を載せたごはんに甘酸っぱいタレをかけたもの、そう説明されました。
蟹玉丼です。それは食べたことがある、そう思いました。
でも、ここには天津飯と漢字で書いてある。しかもテンシンハン…異国の、心地よい違和感のある響きです。
他にメニューにあるラーメンやチャーハンやギョウザは、すでに日常にある言葉でした。
でも、テンシンハンは、たぶんそのときに初めて発した言葉だったはずです。
きっと皮蛋(ピータン)とかも載っていたはずですが、漢字が難しすぎて無意識に除外していたのでしょう。
テンシンハン…とても心地よい響きです。今でもたまに声に出してみたくなります。
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津をシンと読む
そしてもう一つ。
津をシンと読むことに不思議な感覚がありました。
津は「つ」以外にありません。
日本一短い駅名は?
答えは三重県の津駅です。当時の小学生鉄道ファンなら当たり前の知識です。
(ちなみに当時の日本一に長い駅名は、新潟県の「いわっぱらすきーじょうまえ」駅でした。これも必須の知識です)
これが「津」に対する全イメージです。
…もう一つありました…
ジャイアンツファンとして、敵方の抑えのエースとして立ちはだかっていた広島カープの津田投手。
まったくの余談ですが、巨人ファンだったけれど、広島カープの高橋慶彦選手が大好きでした。
打って走って守れる。自分が野球をしていく上で憧れです。密かにジャイアンツに移籍して来ないかな…と願っていました。
変わったのは呼び名と自分だけ
今までも知っていたけど、今までと違う呼び方を知ることで気になってしまうものがあります。
いつもと違う呼び方をすることで、新しい感覚が手に入ります。
蟹玉丼がテンシンハンになる。
異国の友達が増えたような気がするけれど、それは元々もは同じものです。
変わったのは呼び名と自分の感じ方だけで、天津飯はずっと天津飯のままです。
世の中って、だいたいそんな感じだよね…そう思い当たったのでした。
#きょうの朝ごはん
ざっくりの作り方
やってもらおう!こどもたちと手分けができるポイントにバッジをつけました。
ケチャップ餡材料(一人前) 砂糖小さじ1.5、ケチャップ大さじ2、酢、酒、中華スープの素 各小さじ1、水150ml
1.カニカマをほぐしておく、にんじんはみじん切りにする。たけのこ水煮やキノコ類を入れても良いです。
2.ボウルにたまごを割りほぐす。一人前2個が目安。塩胡椒とごま油と中華スープの素を少々入れる。そこに1を入れてしっかりと混ぜる。今回はシャンタンを使いました。
3.フライパンに大さじ2程度の油を熱して、2を投入。大きくかき混ぜながらまとめる。だいたいまとまってきたら裏返す。8割がた火が通ったら取り出す。
4.フライパンを軽く拭き、ケチャップ餡の材料を入れて火にかける。ふつふつしてきたら火を止めて水溶き片栗粉大さじ1(片栗粉1:水1)を加えて、再度火にかけてとろみがついたら完成。
5.器にごはんをよそって、蟹玉を載せ、ケチャップ餡をかける。
グリーンピースはあると雰囲気が出ますが、まぁ飾りです。
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きょうの5歳と7歳
呼び方を変えると、何かが変わるのは事実です。
でも、変わったのは自分の方だけの場合が多いです。
それもでも、呼び方を変えることで関係性に変化が起こる可能性は大いにあります。
だから、みんな呼び方を変える。もっと深い関係を作りたいからね。
きょうも、そらのいろを思い出せる1日に
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